主要用途:専用住宅
構造・規模:木造2階建
竣工:2013年
御主人の実家に隣接した二つの庭を共有する家。
建ぺい率の条件から必然的に発生する庭空間。
実家の庭と合わせて二軒分の庭をもつように計画することで、
新築側にも隣地側にも、双方メリットのある敷地有効利用を目指しました。
庭を中心に一日の生活が1階のみで行えるよう、諸室は中庭を取り囲むように配置。
全ての部屋からは様々な角度で外部を感じることができます。
また、小さな子供も道路を介さず隣家へ行き来することができます。
この住宅については隣が実家という条件を生かし、中庭の一部を解放することで
本来の「敷地」という解釈を超えた新しい使われ方を試みています。
この家族らしい庭と家族の関係、庭を通じて新しい庭とヒトとの関係、
この場所らしい新しい庭の使われ方が生まれることを期待しています。