Artisanship

後世に伝えたい伝統の職人技

伝統的な職人技を守り、後世に残すこと

これが私たちの企業理念であり、使命として掲げています。
そして、当事務所で手掛ける一連の住宅に共通することは、

職人技を通してコンセプトや要の意匠が成立していること です。

家づくりの中で、1ヶ所でも良いです。伝統構法・職人の手仕事を残したい。
一点ものに惹かれるように、手仕事は機械では創り出せないとても美しい意匠を形成します。
その行動は、お客さまの誇りにもなり、住まいへの愛着にも繋がると思っています。

「不易流行」伝統を守るだけでなく変化に寄り添いながら後世につなぐ。
そんな建築を目指して日々精進してまいります。

(公財)金沢職人大学校修復専攻科にて、歴史的建造物の専門的な知識と技術を学び
「歴史的建造物修復士」として認定されました。
その後は建物の設計のみならず、文化財の調査等にも携わらせていただいています。
協力実績はこちら


ここからは職人技を次世代へ伝える
私たちなりの取り組みを紹介します

大工の技(1)
この美しい骨組みは「竿車知栓継ぎ(さおしゃちせんつぎ)」という木組みの技術で成立しています。
津幡の家鳴和台の家、湯谷の家、泉の家


大工の技(2)
この美しい垂木は「鵯栓(ひよどりせん)」という木組みの技術で成立しています。
垂木が2点支持できる合理的な手法です。
津幡の家、湯谷の家


大工の技(3)
この深い軒の出は、江戸時代以降から商家などで用いられた「出し桁(だしげた)」の技術を
現代に応用させることで成立しています。
鳴和台の家


金沢からかみ・表具師の技(1)
襖紙は、石川県表具内装協同組合の有志によって考案された「金沢からかみ」を使用しています。
金沢らしさをモチーフにした模様が金箔や銀箔等によって描かれています。
また、表装の意匠は裏打ちがしっかりしていることで担保されています。
津幡の家潟端の家


京都府無形文化財 黒谷和紙・表具師の技(2)
京都府綾部市に古くから伝わる紙すき。
「黒谷和紙」は手作業で作られており、一枚、一枚、違った風合いを楽しむことができます。
とても丈夫で破れにい特長をもち、文化財にも使用されています。
また、津幡の家の障子では和紙のジョイントがきれいに表わされ、石積みを表現しています。
デリケートな障子を扱う表具師の職人技です。


板金職人の技
この綺麗な出隅は水平ラインを強調し、外壁がすべて連続して見えます。
1枚1枚順番に折り曲げて接合しています。
向粟崎の家