伝統的な職人技を守り、後世に残すこと
これが私たちの企業理念であり、使命として掲げています。
そして、当事務所で手掛ける一連の住宅に共通することは、
職人技を通してコンセプトや要の意匠が成立していること です。
家づくりの中で、1ヶ所でも良いです。伝統構法・職人の手仕事を残したい。
一点ものに惹かれるように、手仕事は機械では創り出せないとても美しい意匠を形成します。
その行動は、お客さまの誇りにもなり、住まいへの愛着にも繋がると思っています。
「不易流行」伝統を守るだけでなく変化に寄り添いながら後世につなぐ。
そんな建築を目指して日々精進してまいります。
(公財)金沢職人大学校修復専攻科にて、歴史的建造物の専門的な知識と技術を学び
「歴史的建造物修復士」として認定されました。
その後は建物の設計のみならず、文化財の調査等にも携わらせていただいています。
【協力実績はこちら】
ここからは職人技を次世代へ伝える
私たちなりの取り組みを紹介します
大工の技(1)
この美しい骨組みは「竿車知栓継ぎ(さおしゃちせんつぎ)」という木組みの技術で成立しています。
津幡の家、鳴和台の家、湯谷の家、泉の家
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![](https://nakamiya-archi.com/web/wp-content/uploads/2021/06/S0A0760-1-1400x933.jpg)
大工の技(2)
この美しい垂木は「鵯栓(ひよどりせん)」という木組みの技術で成立しています。
垂木が2点支持できる合理的な手法です。
津幡の家、湯谷の家
![](https://nakamiya-archi.com/web/wp-content/uploads/2021/06/P4210522-1400x1050.jpg)
![](https://nakamiya-archi.com/web/wp-content/uploads/2021/06/S0A7397-1-1400x933.jpg)
大工の技(3)
この深い軒の出は、江戸時代以降から商家などで用いられた「出し桁(だしげた)」の技術を
現代に応用させることで成立しています。
鳴和台の家
金沢からかみ・表具師の技(1)
襖紙は、石川県表具内装協同組合の有志によって考案された「金沢からかみ」を使用しています。
金沢らしさをモチーフにした模様が金箔や銀箔等によって描かれています。
また、表装の意匠は裏打ちがしっかりしていることで担保されています。
津幡の家、潟端の家
![](https://nakamiya-archi.com/web/wp-content/uploads/2021/06/S0A7324-1-1400x933.jpg)
京都府無形文化財 黒谷和紙・表具師の技(2)
京都府綾部市に古くから伝わる紙すき。
「黒谷和紙」は手作業で作られており、一枚、一枚、違った風合いを楽しむことができます。
とても丈夫で破れにい特長をもち、文化財にも使用されています。
また、津幡の家の障子では和紙のジョイントがきれいに表わされ、石積みを表現しています。
デリケートな障子を扱う表具師の職人技です。
板金職人の技
この綺麗な出隅は水平ラインを強調し、外壁がすべて連続して見えます。
1枚1枚順番に折り曲げて接合しています。
向粟崎の家
![](https://nakamiya-archi.com/web/wp-content/uploads/2021/06/mukaiawagasaki-29-1400x933.jpg)